有機農業を続けて、何よりも嬉しいことは、田んぼに沢山の生き物が戻ってきたことです。ヤゴやめだか、絶滅危惧種の水生植物、水棲生物が有機田には、当たり前にのんびりのどかに暮らしています。 田んぼの中を覗くと、姫ゲンゴロウ、ドジョウ、おたまじゃくし、田んぼしじみ、モノアラガイ 、ヒメビシ、イトトリゲモ、シャジクモ、イチョウモなどなど多種多様です。
6月半ばになると今年もにぎやかに歓声が上がります。
毎年恒例の「生き物蛍観察会」。
めだかをヤゴを捕まえた子供たちの嬉々とした顔。
お父さんや、お母さんたちも童心に戻ります。夜は蛍。暗闇の中にほのかな光のゲンジボタル、ヘイケボタルの舞い飛ぶ姿。幻想な世界に、皆、うっとりです。
一粒一粒に心を込め、手を掛けた有機米。可愛い子供たちに、長年変わらず毎月送り続けています。どんなにお米が足りなくても、一年間分を確保し、栄養士の先生方の協力や、町の助成をいただきながら、納入しているこの大切な活動は、私どもの大きな支えでもあり、誇りでもあるのです。